- きりかみ
- I
きりかみ【切(り)紙】〔「きりがみ」とも〕(1)切った紙。 また, 紙を切って種々の形を表す細工。(2)奉書・鳥の子・杉原などの和紙を二つに折り, 折り目どおりに切り離したもの。 また, その紙に書いた手紙。 半切り。→ 立て紙→ 折り紙(3)〔「切紙免許(メンキヨ)」の略〕芸能・武芸などで, 最初のゆるし。 初等の免許状。 切り紙に書きつけたのでいう。IIきりかみ【切(り)髪】〔「きりがみ」とも〕(1)近世から明治にかけての婦人の髪の結い方の一。 髪を頭頂で束ね, 髷(マゲ)を結わずに先を切りそろえて下げておくもの。 未亡人などが出家の意味で結った。 切り下げ髪。(2)切り取った髪の毛。
「さし出でたるを見るに~を包みたり/平中 38」
(3)少女の髪形で, 肩のあたりで切りそろえたもの。 振り分け髪。「~のよち子を過ぎ/万葉 3307」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.